活字離れでもオフセットは活躍する
デジタル化が進み、出版業界は苦境に立たされていると言われています。
だからと言って紙媒体がなくなったわけではありません。
今でも漫画や雑誌は多く売られているからです。
問題は人々の関心事が多様化しており、お金の用い方も変わってきているのです。
出版業界もデジタルで本を出したり、工夫をしています。
また、印刷会社もデジタル化の波に負けずに頑張っているのです。
これまで、印刷会社は大手の下請けとして印刷していることが多かったです。
しかし、今の流れは多様化でありお客のニーズに合ったものを作る必要があります。
それと同時に部数が少なくても積極的に仕事を受ける必要があるのです。
下請けからの脱却は中小企業としては大きな課題ですが、新たな販路を見出すことが出来なければ生き残ることが出来ない時代です。
そのような中で個性的な作品を作ったり、クライアントからの難しい要望に応えるのは大事になってきます。
部数が少なくてもいいものを作ることが次の仕事につながるのです。
オフセットは版を作るので手間も時間もかかりますので費用も高くなりますが、いいものを作ることで顧客が増えるのです。
今後もこの業界で生き残るためにはコスト削減だけでなく、他社との差別化や工夫が求められます。
値段だけで勝負しているなら、最後は体力勝負になってしまいます。
それでは将来性がありませんので、利益を生み出す体質を作ることが大事なのです。