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調味料はいつ頃から使われたのか

人間は動物の中でも高度な味覚に関する器官を持っていて、それが味の探求という行動に繋がっています。

この行動には地域性があり、歴史やその場所で生産される調味料によって味にバリエーションがあると言えるでしょう

料理が地域によってその内容が異なるのがその証拠であり、どこにいてもその味を堪能できるようになった現代人は、恵まれているのは間違いありません。

この味の違いで重要なのは調理法や食材もありますが、使用されている調味料も大切になっています。

それは同じ種類のものを使っていてもその配合や分量に違いがあるからであり、その差異が作られた料理の味を決定しているからですが、美味しい食事をしたいと願う人間の欲求に答えた結果です。

古来では人間は食材をそのまま摂取することが多く、他には火を使って焼くというのが初期の調理法でした。

ここに海水などを使った塩味が登場したことで調理の幅が増えていき、次に果実などから取った甘味が加わります。

日本ではここに魚介類やキノコなどから生成したうま味が加わるようになり、海外では胡椒や山椒などの刺激性のある植物を使ったスパイスが主流になっていきます。

人間が食べ物を摂取するのは生存するためですが、ここに味覚という機能が働いたことで、美味しいものを食べたいという欲求に繋がっています。

食べることは睡眠と同じくらい人間が本能的に求める欲求であり、人間だからこそ得られた楽しみの一つです。

これからも味の追求で料理は進化しますが、ここで調味料は絶対不可欠な存在になっていくでしょう。